NSR80用に製作したKEIHIN　旧型PWK28をベンチュリー口径29,5mmまで拡大加工したキャブレターです。 通常、旋盤で削るのが定番ですが、こちらはパワーを重視してマシニングセンターでプログラムを組み縦30mm、横29mmの楕円に削っています。 当時、5個のみレース用として製作しました。 PWK28の構造に詳しい方なら解ると思いますが、真円に広げるとカッターウエイサイドから空気が漏れる恐れがある為、出来るだけ横を削らず拡大出来る楕円にしています。 このキャブはセッテイングが決まれば現行のPWK28とは比べ物にならない位のパワーを発生しますが、気温、湿度、気圧などに影響されセッテイングはシビアです。 （ワンオフで製作した付属のファンネル（３個）を付ける事で少し設定がワイドになります。） （取り付けは、下の六角の蓋を開けて取り付けます。） チョークレバーはアルミ削り出しで製作しています。 MJもNSR50/80でしたらこの範囲でカバー出来ると思いますが80ボアアップは外れます。 現在、油面はCR80マニホールドに合わせMJ140、SJ50が付いています。 PWK28の構造に詳しい方や各セッテイングパーツに精通してる方向けです。